老朽インフラについての記事
日経新聞朝刊より
千葉県南部に大規模停電を引き起こした台風15号。
電力会社の送電施設(送電線や鉄塔など)が70年代に作られたものが多いなどで老朽化している。
既存施設の量を維持したまま、現在のペースで更新をしていくと250年くらい更新に時間を要する。
また、台風に強いとされる電柱の地中化もコストが高い。
一方で、電力以外のインフラについても老朽化が深刻。前々から言われているが、道路等も建設から50年以上経過する施設の割合は増えていっている。
既存インフラの廃止やコンパクトシティ化などの対策については、住民の反発を恐れて自治体での議論はほとんど進んでいない。加えて、維持すべき施設を選別する方法論も専門家間での議論は深まっているとはいえない。